人生初めての陸路国境越えでテンション上がったなんそんです。
タイ北部のパーイという街に行きたかったので、まずはミャンマーのパアンから一旦タイのチェンマイを経由して行く事にしました。
チェンマイもタイの北部に位置しており、大変過ごしやすい街ではありますが、一度行った事がある為、中継だけの一泊と決めました(良すぎて沈没してしまうので…)。
今回はパアン(ミャンマー) →ミャワディ(ミャンマー)で国境越え→チェンマイ(タイ)までの行き方と、かかった費用も含めて共有して行きたいと思います。
パアン→ミャワディ
タイへ陸路で国境を越えるミャワディまでは、上記のゲストハウスで乗合タクシーを予約して行きました。
値段は1人10,000Ks(約740円)で、かかった時間は約4時間。
宮崎から福岡までの高速バスが約4時間かかるので、何度も利用したことがある私にとっては余裕…かと思いきや、運転は荒いし、乗り心地は悪いし、途中でエアコン切られるし、なにしろトイレ休憩が無い!!
車酔いしやすい人は酔い止めの常備と、事前のお手洗いは済ませておきましょう。
ミャワディ(ミャンマー出国)
出国検査場所
ミャンマーの出国ゲートは上記写真の車が行き来している中央の屋根がある所です。
乗合タクシーはゲート手前で降ろしてくれますので、変な輩に絡まれないうちにサッサと進んじゃいましょう。
出国審査する場所は左側にあり、「DEPARTURE」って書いてますので部屋入ります。
▼出国審査部屋の入り口
写真撮ったり、指紋採ったり、書類書いたりして出国ハンコを押してもらって無事出国手続き完了。
いよいよ陸路での国境越えです。
陸路で徒歩国境越え
出国手続きを終わらせて、歩き始め1分ぐらいです。
大きなバックパックを背負って前を歩いているのは、パアンのゲストハウスで知り合って、一緒に洞窟寺院巡りをしたスイス人の女性で、ここまで一緒に来ました。
徒歩での国境越えは2人とも初めてだったのでテンション上がりまくり!
茶色く濁ったこの川を境に、右側がミャンマーで左側がタイなんです。
なんとも不思議な感覚に陥りまして、日本では決して経験できないことを体験NOWで感無量でした。
よーく見るとミャンマー側に小船が停まっているので、両国に塀や警備などを敷いていない所をみると、もしかしたら密入国が頻繁に行われているのではないかと考えられます。
…まあ、それは考えてもしょうがないので、橋を進むと「おや?」っという所に出くわしました。
車の車線がミャンマーは右側走行で、タイは日本と同じ左側走行の為、橋の途中で切り替わるんです。
ちょっと分かりづらいですが、動画でどうぞ〜。
橋を渡り終えて入国審査が終わったら、突然フリーになるのでどうしたらいいか分からなくなりますが、ソンテウ(乗合バス)が停まってるので、行きたい場所を伝えましょう。
私はチェンマイに行きたかったので「チェンマイ?」と疑問気味に聞いてみると、とりあえず乗れ的なジェスチャーをされたので、とりあえず乗車し出発。
バスターミナルで一悶着!?
ここで降りてくれと言われたので、20B(約70円)を支払って下車。
ここはメーソートバスターミナルである。
ターミナルの窓口でチェンマイ行きを相談すると、「フィニッシュ!」って言われて今日はもう終わっているとのこと…
What!?(なに!?)
「そりゃ困る!」って顔で訴えかけたら「タックタック」と言われたからタクシーで行けって事?
それは無理だから、優しそうなインフォメーションのお兄さんに相談すると、今度は「ミニウェン」って言われて、バイタクの人を指を指す。
そうか、ミニウェンって場所に行けばいいのか!
バイタクの人に「ミニウェン、ハウマッチ?」って言うと「え?」みたいな顔されて、インフォメーションの方を指を指す。
そうか、こいつは場所が分からないんだ!
て事で、またインフォメーションのお兄さんに相談すると、わざわざ別のバイタク運転手を直接呼んでくれて、タイ語(?)で説明してくれているではないか。めちゃいい人。
おそらくぼったくり価格の80B(約290円)でバス停らしき場所に到着。
小さなバス停らしき場所に到着して、受付の人に「チェンマイ?」と聞くとミニバンを指差して「ミニウェン、78バーツ」と言われました。
ん?ミニウェン?聞いたことがあるぞ…。
ミニウェン
↓
ミニヴェン
↓
ミニヴァン
↓
ミニバン
「ミニウェン=ミニバン」の事だったのか!
そしてそのミニバンをよくよく見ると…。
TAK…タック!!
走馬灯のように今までの単語と流れが頭を巡る。
バスターミナルで「タックタック」と言っていた受付の人は「タクシーで行け」じゃなくて、タックに行けと言ってたのか…。
インフォメーションの優しいお兄さんが言っていた「ミニウェン」とは、場所じゃなくてミニバンに乗れと言っていたのか…。
そうか、私がバカだった!
言葉が通じないとは不便である事を痛感しました…。
ちなみに、ここのバス停の目印として目的不明な広場があります〜。
寝ながらスマホをいじっている人もいれば、仕込みしている人もいるし、よく分かりませんね。
▼地図
タックからチェンマイへ
約1時間半かけてミニバンに乗ってTakのバス停に到着した5秒後、勧誘のおばちゃんに捕まり、そのままチェンマイ行きのチケットを購入。
値段は234B(約840円)という、なんとも中途半端な値段で、ぼったくられている感じが満載。
まあ、約300キロの距離を走行してこの値段は安いですね(笑。
ミニバンではなく、ちゃんとした高速バスなのでゆったりと出来てエアコンも効いてて快適です。
Takからチェンマイまでは約4時間なので、バスでゆっくりしましょう。
▼Takバス停の地図
チェンマイは中心市街まではバスは行ってくれずに中途半端なバスステーションで降ろされました。
▼Takからチェンマイへバスのルート
チェンマイの到着時刻は現地時間21時を過ぎていたので辺りは真っ暗&SIMないからネットできない&今夜の宿取ってない!!(忘れてた…)
てことで、バス停のセブンイレブンのフリーWiFiで急遽宿を予約してGrabタクシーで宿に向かいました。
チェンマイで泊まった宿
Churn@home
出展:Booking.com
急遽取った宿にしては快適なゲストハウスだった印象です。
▼詳細は下記からどうぞ〜。
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良かった点
- エアコン付き
- コンビニまで徒歩1分
- 近くにレストランあり
- チェンマイ市街地まで徒歩5分
- ドミトリーベットにカーテン付き
近くのレストラン
徒歩1分で行ける場所で、店の名前がタイ語でわかりません(笑。
ホットパンツを履いたお姉さんが都度ビールを注いでくれたり接客をしているので、デレデレしちゃって地元の人に人気なちょっとしたスナック感があった印象です。
料理も豊富で、生バンド演奏をしていたりと、結構賑わっていましたよ。
朝食(有料)
値段忘れましたが、80B〜100B(約250円〜350円)ぐらいだった記憶です。
ゲストハウスの場所
余談ですが、ちょっトラブル
ここのゲストハウスに着いたのが夜22時前で、入ろうと思ったらフロントは真っ暗でオートロックがかかっており、入れない事件がありました。
もちろん受付も出来ないし、扉を叩いても誰も出てこないし、さすがに10時間以上移動していた身としてはすぐにでも横になりたいレベルだった為、かなりショッキングです。
オートロックのガラス扉に「コンタクトスタッフ」と電話番号は書いてるけどSIM買ってないから電話できないし…もちろんネットも出来ない。
ゲストハウスの目の前に公衆電話があったんで、コイン入れても故障していて電話できないし、ちょっとイラついて公衆電話をガチャガチャしていると、現地の通行人が話しかけてきました(完全に私は不審者ですね)。
ジェスチャーとつたない英語で事情を説明すると、なんと、スタッフに電話してくれてなんとか無事ゲストハウスに入れました!!
突然のトラブルで絶望から、人の優しさへの絶頂を一気に経験できたのは貴重な体験だったと思います。
これぞ旅の醍醐味ですね。
まとめ
▼スマホの場合は下の表を横にスクロールできます。
区間 | 移動手段 | 価格 | 時間 |
パアン→ミャワディ | 乗合タクシー | 1人10,000Ks(約740円) | 約4時間 |
ミャワディ→陸路で国境越え | 徒歩 | 無料 | 約10分(審査時間含まず) |
国境越えてすぐ→メーソートバスターミナル | ソンテウ(乗合バス) | 20B(約70円) | 約10分 |
メーソートバスターミナル→バス停 | バイタク | 80B(約290円) | 約8分 |
バス停→Tak | ミニバン | 78B(約280円) | 約1時間半 |
Tak→チェンマイバス停 | 4列シート高速バス | 234B(約840円) | 約4時間 |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
∴パアン→チェンマイ | – | 約2,220円 | 約10時間 |
※本記事内容は2019/6/19時点の情報なので、価格変動する可能性があります。
上の表を見ると、パアンからチェンマイまでの移動だけで合計約10時間かかったことが分かりました(汗。
かかった合計費用は約2,220円でしたが、これだけ移動してこの価格は激安ですね。
正直、私は行き当たりばったりで国境越えて、何とかなるっしょ精神でチェンマイに向かったので、かなり非効率でリスキー且つ無駄が多い移動かと思います(今思えば楽しかったです)。
参考になるかどうか分かりませんが、だいたいどれぐらいの時間と料金がかかるかと、困った時にどこのバス停に行けばいいかは参考になると思います。
タイからミャンマーへ国境を越える記事は多いのですが、ミャンマーからタイへ抜ける記事が少なかった覚えがあるので、自分への議事録と同じ境遇の人への参考になれば幸いです。
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